内科医ミーの日常日記です。男の子二人に振り回される日々。
※医療相談などは一切受け付けておりません。
※この日記は帰国してから回想しながら書いています。
いよいよ最終日です。飛行機は夕方の便なので、昼過ぎまではパリ市内を回れそうです。
この日の朝食は日本で言う2階にあるレストランでとりました。ここではビュッフェではなくて、ルームサービスと同じ内容のコンチネンタルブレイクファスト。
このホテル、到着したときからアフリカのどこかの国の代表団のような方々がたくさん宿泊されているのに気づいておりました。
どうやら最上階のスイートフロアとその二つ下のフロアは貸し切り状態だったらしく、エレベーターのドアが開くと警備らしい人がうじゃうじゃと立っておりました。まるで出張大使館。
(まあアメリカ大使館やエリゼ宮にも近い場所ですからねえ)
で、前日まで我々と彼ら以外のゲストの姿を見ていなかったので、他のゲストはいないのかと思っていましたが、この最終日の朝食の時に数組の方々がいらしたのでそうでもなかったようです。
いよいよ最終日です。飛行機は夕方の便なので、昼過ぎまではパリ市内を回れそうです。
この日の朝食は日本で言う2階にあるレストランでとりました。ここではビュッフェではなくて、ルームサービスと同じ内容のコンチネンタルブレイクファスト。
このホテル、到着したときからアフリカのどこかの国の代表団のような方々がたくさん宿泊されているのに気づいておりました。
どうやら最上階のスイートフロアとその二つ下のフロアは貸し切り状態だったらしく、エレベーターのドアが開くと警備らしい人がうじゃうじゃと立っておりました。まるで出張大使館。
(まあアメリカ大使館やエリゼ宮にも近い場所ですからねえ)
で、前日まで我々と彼ら以外のゲストの姿を見ていなかったので、他のゲストはいないのかと思っていましたが、この最終日の朝食の時に数組の方々がいらしたのでそうでもなかったようです。
朝食を済ませ、チェックアウトも済ませ、フィレンツェでしたように荷物はフロントに預けて観光に出かけました。
せっかくオペラ・ガルニエの近くのホテルと言うのにそこは行ってなかったので、まずそちらへと歩いていくことにしました。公演があっていないときには館内見学ができるのです。
が。
ちょうど開館時間ごろだったのもあってか、入り口には長蛇の列。
「人多すぎ」でスルー。
L'Open Tourというオープンバスではとバスよろしくパリを回ってみようか、とインフォメーションに行ってみますが、別のチケット売り場に行かなくちゃだなんだでごちゃごちゃしてたので、それはやめてParis Visiteを使って路線バスで気ままに回ることにしました。
私「モンマルトル行きたい」
旦那「坂道で疲れるから勘弁して」
結局今回はモンマルトルに行けずじまい。ダリ作品が置いてあるエスパス・ダリ・モンマルトルに行きたかったのになあ。
で、またまたバスでサンジェルマン方向にむかい、リュクサンブール公園へ。
のどかな日曜日の公園。地元の人がジョギングしてたり、学生さんがテーブルで宿題してたり。日常という感じでした。

色とりどりの花がごちゃごちゃと植えられている様子が、なんと言うか今まで見たことがない色彩感覚。
少なくとも日本では「ありえねえ」という気がします(笑)。
公園を横切るように散策していると宮殿の横に美術館があります。
そこではちょうど現代美術展をやっていました。壺から女性の脚が生えてる絵(絵画展のポスターとして貼りだされてました)とか、やたら前衛的でした。
公園から出てそこらをてくてく。
区役所の壁に「18XX年の条例により落書き禁止」(何年だったか忘れましたが19世紀でした)と書かれているのが目に留まったり。
そのあたりでバス停を見つけて、お昼だし、てことでまたもホテル方向へ戻ります。
バスを降りたのはコンコルド橋のそば。国民議会下院の建物の斜め向かい。徒歩で橋を渡ってコンコルド広場へ。
セーヌ河畔には船がたくさん停泊しています。

その中、橋のすぐたもとに停まった船に積まれた赤い車が妙に可愛らしいのですわ。

どうやって積んだのかとか野暮なことは訊いちゃいけないのでしょうが、それにしてもこの車の形、水陸両用車ですか?みたいな。
船の持ち主は船上生活者なのでしょうか?
んで今度は昼間のコンコルド広場。

まっすぐシャンゼリゼ大通へと繋がってまして、その先に凱旋門があります。
ていうか手前のオベリスクがいかに大きいかが、人との対比でおわかりかと思います。こんなんエジプトから運んできたんですよねー。すごい労力です。
(ルーブルの古代エジプトやギリシャの神殿からかっぱらってきた略奪品の神像や壁画もたいがい大きかったんですが、それらは所詮屋内展示できる大きさですしね)
そんでパリで最後の食事は、サントノレ通をパレロワイヤル方向に歩いていく途中にある・・・
サッポロラーメン。(はい?)
いや、旦那曰く滞在先のドイツの街にはろくに日本食が食べられるところがないとのことで、せっかく日本食が食べられるお店が多いパリに来ているのだから、とラーメンを希望したのです。
さて、我々の泊まっていたヴァンドーム広場のそばに、黒塗りのホテルがあります(名前忘れちゃったんですが)。どうやらヨーロッパセレブ御用達のおしゃれ系ホテルらしいです。
そこはなんだかいつも黒い服を着て黒いメガネをかけた人たちが、黒いリムジンや高級車を前に停めてたむろしておりました。
我々がラーメン屋にむかって歩き始めたところ、すぐ前をやはり黒い服を着て黒いメガネをかけた男性二人が歩いています。
やたらに周りを気にしながら歩くその姿、どう見てもヤクザの若頭と舎弟という雰囲気。日本人ではなさげでしたし、イタリアヤクザかなーみたいな。
しかし彼ら。ずーっと我々の前を歩いていくのです。
尾行してるみたいに思われたらどうしよう、とかいらぬ心配をする私。
早く目的のお店に入ってしまいたいよ、と思いつつお店を発見。
・・・あ、あの二人も同じお店に入っちゃった(^^;)。単に目的地が同じだっただけなのねー。
彼らはお店の人にフランス語(ってことはフランスヤクザ?)で「スープだけ頼めるかい?」みたいに訊いて「できない」と言われた様で、すぐに出て行っておりました。
うーん。2階席がないのかきょろきょろ探したりしてたし、なんだか尾行を撒くためにそこらの店に入ったって感じ?(違うだろ)
ともあれ、お昼ご飯です。私はチャーシューメン。旦那は味噌ラーメンとチャーハンのセット。
本場のサッポロラーメンに比べたら随分とあっさりした味わいで、博多のとんこつラーメンを食べ慣れてる身としても物足りない感じ。
旦那「でもたぶん本場のこってりした味噌ラーメンだったらフランス人には受け入れられないんだと思うよ」
私「ここって日本食に飢えた胃の疲れた日本人もたくさん来てるみたいだから、それもあってあっさりしてるんだよ」
とか勝手な会話を繰り広げておりました。
チャーハンは美味しかったようで旦那も大満足でした。
んで、まだ乗り合いタクシーのお迎えまで時間がある、てことでサン・ロック教会というところで一休み。
ヨーロッパ観光のとき何が便利って、超有名どころの観光スポットでもなければ大概の教会は無料で入ることが出来て、ミサのために置いてある椅子やベンチで休憩を取ることができること。
もちろんせっかくだから内部もさらりと見て回りましたが。聖母マリアの祭室がすごく豪華で美しかったです。
で、まだ時間がある、てことでホテルのすぐそばのバーでお茶しました。
そして14時ごろに、来たときと同じ乗り合いタクシーでCDG空港へ。またも貸し切り状態でした。
やはり1時間弱かかって空港到着。
ターミナル2Fでまず私のチェックインを済ませてスーツケースを預けます。
それからシャトルバスで2Dに移動。今度は旦那のチェックイン。
2Fまで戻るのは、建物を結んでいる長い歩道。動く歩道つき。スーツケースを預けてからなら、ね。
余裕を持ってゲートをくぐったほうがいい、てことで私の飛行機は18時だったのですが、16時半にはゲートをくぐることにしていました。その時間はもう目の前。
ベンチにちょろっと座ったりするんですが、「寂しいよう」だとかのセリフを口に出すことも出来ず。なんとなく沈黙。(旦那ののどの調子が悪化してたせいもありますが)
なかなかにあっさり別れてゲートをくぐりました。ううむ
ゲート内ではたっぷり時間がありましたので、免税店を少し回ってお土産を買い足したり。

搭乗口あたりの天井がすごい!ここも鉄骨の美、という感じ。
それからラウンジで一服。その間にも旦那とケータイでいちゃいちゃ会話をするとかしないあたりが、我々らしいというか。それぞれがそれぞれの時間を過ごす、みたいな。
最後もビジネス使用なので、優先搭乗で搭乗口をくぐりました。が、飛行機へはバスで移動。駐機場へはやたらに遠く、着いたら着いたで「機内の準備が整うまでもうしばらくお待ちください」と待たされ。
後続のバスも追いついてきちゃったし、優先搭乗の意味ないじゃーん、みたいな。
なにはともあれ機内へ。行きがけはビジネスの中でも最前列だったんですが、帰りは最後列。
こっちのほうが前の席の背もたれにテレビがついてていいんですよねー。よかったよかった。
最前列だと肘置きの中にテレビが収納されているので離着陸時はテレビが見れないのです。
離陸してベルト着用サインが消えたところで最初の機内食。行きがけの和食はわさびだかなんだかのつんとする匂いが酢の物なんかにまで及んでいたのに閉口したので、帰りは洋食。フィレステーキにしました。
ワインをがばっと飲んで、食後にブランデーをぐびっと飲んで。
疲れも手伝って早々に寝入ってしまいました。
せっかくオペラ・ガルニエの近くのホテルと言うのにそこは行ってなかったので、まずそちらへと歩いていくことにしました。公演があっていないときには館内見学ができるのです。
が。
ちょうど開館時間ごろだったのもあってか、入り口には長蛇の列。
「人多すぎ」でスルー。
L'Open Tourというオープンバスではとバスよろしくパリを回ってみようか、とインフォメーションに行ってみますが、別のチケット売り場に行かなくちゃだなんだでごちゃごちゃしてたので、それはやめてParis Visiteを使って路線バスで気ままに回ることにしました。
私「モンマルトル行きたい」
旦那「坂道で疲れるから勘弁して」
結局今回はモンマルトルに行けずじまい。ダリ作品が置いてあるエスパス・ダリ・モンマルトルに行きたかったのになあ。
で、またまたバスでサンジェルマン方向にむかい、リュクサンブール公園へ。
のどかな日曜日の公園。地元の人がジョギングしてたり、学生さんがテーブルで宿題してたり。日常という感じでした。
色とりどりの花がごちゃごちゃと植えられている様子が、なんと言うか今まで見たことがない色彩感覚。
少なくとも日本では「ありえねえ」という気がします(笑)。
公園を横切るように散策していると宮殿の横に美術館があります。
そこではちょうど現代美術展をやっていました。壺から女性の脚が生えてる絵(絵画展のポスターとして貼りだされてました)とか、やたら前衛的でした。
公園から出てそこらをてくてく。
区役所の壁に「18XX年の条例により落書き禁止」(何年だったか忘れましたが19世紀でした)と書かれているのが目に留まったり。
そのあたりでバス停を見つけて、お昼だし、てことでまたもホテル方向へ戻ります。
バスを降りたのはコンコルド橋のそば。国民議会下院の建物の斜め向かい。徒歩で橋を渡ってコンコルド広場へ。
セーヌ河畔には船がたくさん停泊しています。
その中、橋のすぐたもとに停まった船に積まれた赤い車が妙に可愛らしいのですわ。
どうやって積んだのかとか野暮なことは訊いちゃいけないのでしょうが、それにしてもこの車の形、水陸両用車ですか?みたいな。
船の持ち主は船上生活者なのでしょうか?
んで今度は昼間のコンコルド広場。
まっすぐシャンゼリゼ大通へと繋がってまして、その先に凱旋門があります。
ていうか手前のオベリスクがいかに大きいかが、人との対比でおわかりかと思います。こんなんエジプトから運んできたんですよねー。すごい労力です。
(ルーブルの古代エジプトやギリシャの神殿からかっぱらってきた略奪品の神像や壁画もたいがい大きかったんですが、それらは所詮屋内展示できる大きさですしね)
そんでパリで最後の食事は、サントノレ通をパレロワイヤル方向に歩いていく途中にある・・・
サッポロラーメン。(はい?)
いや、旦那曰く滞在先のドイツの街にはろくに日本食が食べられるところがないとのことで、せっかく日本食が食べられるお店が多いパリに来ているのだから、とラーメンを希望したのです。
さて、我々の泊まっていたヴァンドーム広場のそばに、黒塗りのホテルがあります(名前忘れちゃったんですが)。どうやらヨーロッパセレブ御用達のおしゃれ系ホテルらしいです。
そこはなんだかいつも黒い服を着て黒いメガネをかけた人たちが、黒いリムジンや高級車を前に停めてたむろしておりました。
我々がラーメン屋にむかって歩き始めたところ、すぐ前をやはり黒い服を着て黒いメガネをかけた男性二人が歩いています。
やたらに周りを気にしながら歩くその姿、どう見てもヤクザの若頭と舎弟という雰囲気。日本人ではなさげでしたし、イタリアヤクザかなーみたいな。
しかし彼ら。ずーっと我々の前を歩いていくのです。
尾行してるみたいに思われたらどうしよう、とかいらぬ心配をする私。
早く目的のお店に入ってしまいたいよ、と思いつつお店を発見。
・・・あ、あの二人も同じお店に入っちゃった(^^;)。単に目的地が同じだっただけなのねー。
彼らはお店の人にフランス語(ってことはフランスヤクザ?)で「スープだけ頼めるかい?」みたいに訊いて「できない」と言われた様で、すぐに出て行っておりました。
うーん。2階席がないのかきょろきょろ探したりしてたし、なんだか尾行を撒くためにそこらの店に入ったって感じ?(違うだろ)
ともあれ、お昼ご飯です。私はチャーシューメン。旦那は味噌ラーメンとチャーハンのセット。
本場のサッポロラーメンに比べたら随分とあっさりした味わいで、博多のとんこつラーメンを食べ慣れてる身としても物足りない感じ。
旦那「でもたぶん本場のこってりした味噌ラーメンだったらフランス人には受け入れられないんだと思うよ」
私「ここって日本食に飢えた胃の疲れた日本人もたくさん来てるみたいだから、それもあってあっさりしてるんだよ」
とか勝手な会話を繰り広げておりました。
チャーハンは美味しかったようで旦那も大満足でした。
んで、まだ乗り合いタクシーのお迎えまで時間がある、てことでサン・ロック教会というところで一休み。
ヨーロッパ観光のとき何が便利って、超有名どころの観光スポットでもなければ大概の教会は無料で入ることが出来て、ミサのために置いてある椅子やベンチで休憩を取ることができること。
もちろんせっかくだから内部もさらりと見て回りましたが。聖母マリアの祭室がすごく豪華で美しかったです。
で、まだ時間がある、てことでホテルのすぐそばのバーでお茶しました。
そして14時ごろに、来たときと同じ乗り合いタクシーでCDG空港へ。またも貸し切り状態でした。
やはり1時間弱かかって空港到着。
ターミナル2Fでまず私のチェックインを済ませてスーツケースを預けます。
それからシャトルバスで2Dに移動。今度は旦那のチェックイン。
2Fまで戻るのは、建物を結んでいる長い歩道。動く歩道つき。スーツケースを預けてからなら、ね。
余裕を持ってゲートをくぐったほうがいい、てことで私の飛行機は18時だったのですが、16時半にはゲートをくぐることにしていました。その時間はもう目の前。
ベンチにちょろっと座ったりするんですが、「寂しいよう」だとかのセリフを口に出すことも出来ず。なんとなく沈黙。(旦那ののどの調子が悪化してたせいもありますが)
なかなかにあっさり別れてゲートをくぐりました。ううむ
ゲート内ではたっぷり時間がありましたので、免税店を少し回ってお土産を買い足したり。
搭乗口あたりの天井がすごい!ここも鉄骨の美、という感じ。
それからラウンジで一服。その間にも旦那とケータイでいちゃいちゃ会話をするとかしないあたりが、我々らしいというか。それぞれがそれぞれの時間を過ごす、みたいな。
最後もビジネス使用なので、優先搭乗で搭乗口をくぐりました。が、飛行機へはバスで移動。駐機場へはやたらに遠く、着いたら着いたで「機内の準備が整うまでもうしばらくお待ちください」と待たされ。
後続のバスも追いついてきちゃったし、優先搭乗の意味ないじゃーん、みたいな。
なにはともあれ機内へ。行きがけはビジネスの中でも最前列だったんですが、帰りは最後列。
こっちのほうが前の席の背もたれにテレビがついてていいんですよねー。よかったよかった。
最前列だと肘置きの中にテレビが収納されているので離着陸時はテレビが見れないのです。
離陸してベルト着用サインが消えたところで最初の機内食。行きがけの和食はわさびだかなんだかのつんとする匂いが酢の物なんかにまで及んでいたのに閉口したので、帰りは洋食。フィレステーキにしました。
ワインをがばっと飲んで、食後にブランデーをぐびっと飲んで。
疲れも手伝って早々に寝入ってしまいました。
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