内科医ミーの日常日記です。男の子二人に振り回される日々。
※医療相談などは一切受け付けておりません。
をを、気がつけば連載が終わっていた当世白浪気質!(⇒コミックス1巻について)
慌ててコミックスの2巻と3巻を手に入れてみたり。
まず一読、戦後の東京の風俗をよくぞここまで書ききってくれました!という感じです。
トラの仕事は美術品泥棒。世の中の景気動向の把握が重要です。
てことで必然的に説明的なセリフが多くなって画面の中の文字が多いのが、いまいちメジャーになりきれなかった要因の一つかもと思わないではありませんが(^^;)。
慌ててコミックスの2巻と3巻を手に入れてみたり。
まず一読、戦後の東京の風俗をよくぞここまで書ききってくれました!という感じです。
トラの仕事は美術品泥棒。世の中の景気動向の把握が重要です。
てことで必然的に説明的なセリフが多くなって画面の中の文字が多いのが、いまいちメジャーになりきれなかった要因の一つかもと思わないではありませんが(^^;)。
ええ、そんなこんなどうでもいいんです。
じれったいじれったい、年の差カポーが一番のツボでした。
なにしろ作者さんがご自身のブログで明かされてたように、トラと千越の年の差は11歳。
そう。某演劇漫画の○の薔薇の人とヒロインの年の差と同じですよ(爆)。
で、3巻のタイトルは「当世白浪気質3 美少女はわが悦び
」。
なんだかんだとトラの心境をしっかり表してたんですね~。2巻は「美少女は悪党の愉しみ
」。
ずーーーーっと年の差のせいもあって千越のことを神様扱いすることがやめられなかったトラ。
ある事件(コミックス2巻最終話)をきっかけにそれを痛感してしまった千越。
もうここで千越の気持ちに読者は胸キュン。二人の関係が変わることはないのかとじれじれしてしまいます。
とーこーろーが!
3巻を読んでいくうちに「をや?」と。
トラが急速に素直になっていきます。
「まだガキだな」
とか思いながらほっとするトラ。
をを?千越への恋心を認め始めてる?
もしや例の事件をきっかけにトラのほうは自分の恋を素直に認め始めたのか、みたいな。
最終話の前にはもちろんお約束として読者をやきもきさせる事件が起こるわけですが、最後にはますます素直になったトラがいた、と。
「わかりきったことは口に出さねえのが粋なんだよ!」
と耳まで真っ赤にさせるトラが見えるようです。
もちろん二人の未来は明るいことばかりではありません。
千越の一族が短命ということをトラも知りました。
未来の二人のことを考えて、でも寿命が短い自分にはそんな日は来ないだろう、と切なく千越が目を潤ませてるのに、そのとき何も知らなかったトラは呑気に胸キュンしておりました。
でもたぶん、その事実を知ったときにそんな千越の不安をトラも気づいたと思います。
トラは何かの前兆があれば、自分の実父に泣きついてでもどうにかしようとあがくのだろうな、と読者は希望を持つわけです。
以前のトラであれば決してあがいたりしなかっただろうに、その変化をもたらしたのは千越なんだなー。としみじみ。
まあこの漫画、なにが惜しいって画面がごちゃごちゃしすぎてることですかね。
文字が多い分にはそこまで気にならない私ですが、会話の飛び方はかなり気になりましたし。
何度も読み返したら意味のつながりがようやくわかるんですが(この場面の前にこういう会話があったんだろうなという超訳がしばしば必要)、ひたすら小難しいトークの応酬。
さらに有名な都都逸を知ってることが前提のセリフに注釈がついてないとか(烏を殺して朝寝がしてみたいみたいな奴とかですね)。
時代物というだけで損してるのに、ネームのこなれなさでますます損してます。
もちろん会話のウィットの利きかたは遠藤淑子さんの作品のような軽妙さがあるのでこの味は失って欲しくありませんが、紙一重と言う感じでしょうかねー。
ともあれ、この作品は読んで損なし。
年の差カポー萌えな方!是非お勧めですぞ。
じれったいじれったい、年の差カポーが一番のツボでした。
なにしろ作者さんがご自身のブログで明かされてたように、トラと千越の年の差は11歳。
そう。某演劇漫画の○の薔薇の人とヒロインの年の差と同じですよ(爆)。
で、3巻のタイトルは「当世白浪気質3 美少女はわが悦び
なんだかんだとトラの心境をしっかり表してたんですね~。2巻は「美少女は悪党の愉しみ
ずーーーーっと年の差のせいもあって千越のことを神様扱いすることがやめられなかったトラ。
ある事件(コミックス2巻最終話)をきっかけにそれを痛感してしまった千越。
もうここで千越の気持ちに読者は胸キュン。二人の関係が変わることはないのかとじれじれしてしまいます。
とーこーろーが!
3巻を読んでいくうちに「をや?」と。
トラが急速に素直になっていきます。
「まだガキだな」
とか思いながらほっとするトラ。
をを?千越への恋心を認め始めてる?
もしや例の事件をきっかけにトラのほうは自分の恋を素直に認め始めたのか、みたいな。
最終話の前にはもちろんお約束として読者をやきもきさせる事件が起こるわけですが、最後にはますます素直になったトラがいた、と。
「わかりきったことは口に出さねえのが粋なんだよ!」
と耳まで真っ赤にさせるトラが見えるようです。
もちろん二人の未来は明るいことばかりではありません。
千越の一族が短命ということをトラも知りました。
未来の二人のことを考えて、でも寿命が短い自分にはそんな日は来ないだろう、と切なく千越が目を潤ませてるのに、そのとき何も知らなかったトラは呑気に胸キュンしておりました。
でもたぶん、その事実を知ったときにそんな千越の不安をトラも気づいたと思います。
トラは何かの前兆があれば、自分の実父に泣きついてでもどうにかしようとあがくのだろうな、と読者は希望を持つわけです。
以前のトラであれば決してあがいたりしなかっただろうに、その変化をもたらしたのは千越なんだなー。としみじみ。
まあこの漫画、なにが惜しいって画面がごちゃごちゃしすぎてることですかね。
文字が多い分にはそこまで気にならない私ですが、会話の飛び方はかなり気になりましたし。
何度も読み返したら意味のつながりがようやくわかるんですが(この場面の前にこういう会話があったんだろうなという超訳がしばしば必要)、ひたすら小難しいトークの応酬。
さらに有名な都都逸を知ってることが前提のセリフに注釈がついてないとか(烏を殺して朝寝がしてみたいみたいな奴とかですね)。
時代物というだけで損してるのに、ネームのこなれなさでますます損してます。
もちろん会話のウィットの利きかたは遠藤淑子さんの作品のような軽妙さがあるのでこの味は失って欲しくありませんが、紙一重と言う感じでしょうかねー。
ともあれ、この作品は読んで損なし。
年の差カポー萌えな方!是非お勧めですぞ。
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