冥（よる）のほとり

学生時代に同じ作者さんの「きらきら薫る」という漫画のコミックスを古本屋で見かけて、平安モノだったことから購入。そのコミックスは処分してしまったのですが、次の連載であるこのお話、ついつい先日買い始めてしまいました。
現在6巻まで出ているのですが、まだ4巻までしか手にしておらず。くう、気になる。
新書館ウイングスコミックス。
前の連載は雑誌のBL色に合わせたような登場人物（笑）やネタが多かったのですが、今回は全く恋愛要素なしのファンタジー。美形や少年ぞろいなのがBL雑誌向けといえばそうかもですけど。
（BLの意味がわからない方は、知らないままでスルーされたほうが賢明です/＾＾；）

あらすじとしては、中学1年生の少女、和希はお父さん大好きっ子。
けれどもお寺関係の役所でお偉いさんをしているというお父さんとは一緒に住めず、お寺の住職をしているおじいちゃんとおばあちゃんに預けられています。
ある日、お父さんが海外出張に行ってしまったことから、和希の運命は大きく変わります。

どういうジャンルかというと、エセ仏教系ファンタジー？と首を傾げるくらい、なんと言ってよいやら。和風、というのも語弊がありそうですし。

この漫画の中では、人間が住んでいる世界は四洲（ししゅう）と呼ばれています。
そしてそれを統括するために神が作った世界が参界（さんかい）。
そこにある玻璃宮（はりきゅう）に、六道輪廻を司る閻羅（えんら）王と六大六気を司る転輪（てんりん）王が住まって、六珠（ろくじゅ）をはじめとする多くの役人を使って人間界をコントロールしています。

・・・てまあ、どこの世界観をもとにしたのやら状態の設定（笑）。
仏教＋故たんばさん？

で。読みどころは、と言われますと・・・転ちゃんの天然ぶり？（そこか）
別に恋愛要素があるわけでもなければ、お話が年数などの数字上のスケールは大きくても登場人物の人数としてのスケールは小さいし。
あとは和希のけなげさは可愛いかなー、てくらいで。

しかし読みどころはそれほどに感じないというのに、続きは読みたいと思わされるんですわ。
早く続きが欲しい～（涙）。でも今月買いすぎ～orz。